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藍空と月



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藍空と月

君の居ない目覚めに

Lyricist:kanju
Composer:kanju

冬の終わりに見た君は
確かに僕と居た君だ
君は忘れたのだろうか
確かに居た僕らを

未だに分からないままだ
君を貶せる筈もない
愛想を尽かされただとか、
そんな事じゃないだろ

注いだ水を一息で飲み干そうとしたけれど
酷く咽せた
咳は治らないままに嗚咽に変わってゆく

答え合わせなどいいから、なんてことはない

嘘じゃないよ、本当だよ
やけに素直に信じたなぁ
「それだけじゃないよ、私達はもう一度出会うの」
思い出した君の言葉を噛まずに呑んで仕舞え
君に逢いに僕は発つ
いづこも同じ秋の夕暮れ
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君は、どうだろう

空に足を着けたような
葉を空に散らしたような

どうせなら最後にもう一度
桜の木を過ぎる

足跡は遺らない、でも、もう、それで良い

「嘘じゃないよ、本当だよ、私達はまた出会うの」
あぁそうだね、僕もそう思うよ、だから、もう僕ら
思い出した君の言葉を噛まずに呑んで仕舞え
君に逢いに僕は発つ
いづこも同じ秋の暮れを見る僕の目に君が居る
覚えているだろうか
散らない桜を二人、探しに行こうと言った事を
君は、どうだろ
ねぇ、僕はさ、
ねぇ、今もさ、

君に逢いに発つ秋の暮れ