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藍空と月



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藍空と月

雨空の隅に

作詞:kanju
作曲:kanju

もうきっとこれが最後になると分かっていた
バスに揺さぶられ僕ら大分遠くへ来た

雲の落とす影が山肌に映っている
川沿いを歩く
冷えた高地の空気が頬を撫でる

息を吸う
君を見る、物憂げな表情の君を
物思うのは僕だけじゃない
長い髪が揺れてる
目を合わせた君が少し先を歩いた

ここが最後の場所だきっと僕ら
今さらなんだ、僕は君と生きてたいんだ
このままこの遠い遠い場所で
雲の影だけを眺めていようよ

川に突き出した岩に登る君を見るだけじゃ飽き足らず、僕も後に続いたんだ

並んで座る僕ら
青さを報せる空
光る川の飛沫が君の髪に跳ねた
言葉を交わす
君と無くさないように紡ぐ
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
梓川は岩を打つ

僕ら全部晒した振りをして
大事なことは何一つも言わないんだ
何時か君が居なくなった時には
無くさないように余さずに描くよ

僕じゃないと分かっていても
割り切れる訳なんてないだろ
誰かを想うとはそういうことだ

君を繋ぎ止めるその術を探してる
それだけを考えてる

痛くても消えることはなくて
昼下がりの空の端に見えたのは
六月によく見ていた雲だ
君と会う前によく見たあの雲だ

ここが最後の場所だきっと僕ら
それでも、今も僕は君と生きてたいんだ
このままこの遠い遠い場所で
川の音にだけ耳を澄まして

雨が降ってきた
このまま君はきっと、