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あるゆえ



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あるゆえ

幻陽

Lyricist:紫月
Composer:コンドウカズシ

夏が終わる匂いはまた 私だけを置いて行くの
過去は美しく化ける
あの日のあなたのままで居て欲しい

浮かれた 雲を遠目に笑うと 「人混みは空が遠い」
そう言って 先を行くの

青天(せいてん)なんて私に似合わないからこんな季節なら要らない
あなたもきっとそうおもうでしょ?

夏が終わる匂いでまた あなたの事思い出すよ
消えない傷を隠すのはさ 大人になったからかな?
夏があなた攫ったなら 何処へだって探しに行く
あの日の様に私を 見つめてくれるなら

これが最後かもしれない

あれから何年経った? 私は何度変わった?
2人触れれない距離で 私たち何度変わった?

あなたが飛び込んだあの海は どんな色をしていたの
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見える全てを知りたいけど きっと教えてくれないね
私だけあの日のままな気がして 置いて行かないでと思ってしまう
私だってあの日の気持ちには戻れないのに
なにも悪い事じゃないのはわかって
どうしてこんなに悲しいんだろう 大切なものが遠くなる
こんな感覚になるのは 空が遠いのと同じかな?
ずっと一緒だと思ってた

波立つ海を遠めに見てると「これはきっと私なんだ」
そう言って 何処へ行くの?

「秘めてたものがいつかは 泡みたいに消えてしまうのなら」
壊して いつだってあなたを守るから

夏が終わる匂いでまた あなたの事思い出すよ
消せない傷を作ったのは 子供でいたいからかな?
夏があなた奪ったなら 何処へ居ても見つけ出すよ
私の中で光る希望だからさ

ここに1人あなたのこと
想っている人が居るのを忘れないで