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おがさわらあい



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おがさわらあい

ひとつひとつ

Lyricist:田村武也
Composer:田村武也

川の瀬音もローカル線も
時が止まったままのふるさと
ただいまくらい言わせてよ
後ろめたさが不甲斐ないよね

四十九日も百か日にも
顔も出さんでどうしてた?って
黒いネクタイ緩ませて
酔った兄貴の言葉が刺さる

小さな幸せ 寄り添ったあの頃
どうしようもない
どうしようもないくらいに
家族だったな…

ひとつひとつ大切なものを数えてみたら
あれ、もうこれしか残ってないや
それでもきっとまた来年も夏が来るから
またここに帰ってきてもいいかな
いいかな…?

東京行きの寂れたホーム
あの日と同じ最終列車
「お前の道を行け」と兄貴の
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不器用な手紙を握りしめてた

遠くに霞んだ夢をまだ見ながら
どうしようもない
どうしようもないくらいに
生きていくのです

ひとつひとつ大切なものを抱きしめていよう
ほら、こんなにやさしくてあったかくて
立ち止まるたびに見上げてた空の青さに
ただ涙がこぼれた日々をずっと
忘れずに

逢いたい人は何処にいますか
帰りたい場所はまだありますか
今になって失くしたものたちが
こんなにも恋しくなるなんて…
待っていてくれるただそれだけで
ひとりじゃないと思えるのです
誰かを見守り見守られることが
幸せの本当の姿なんだと
だからあなたにあなたに
もう一度会いたくて

ひとつひとつ大切なものを数えてみたら