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沼倉愛美( ぬまくら まなみ )



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Singer Intro

沼倉愛美( ぬまくら まなみ )

碧き尊き

火遠理(梶裕貴)&オト(沼倉愛美)

Lyricist:山下慎一狼
Composer:Kai

海面(みなも)を渡る風の行方に 遥かな時の想いを馳せては
ふと瞬く漁火に帰する 回顧(かいこ)の念をなぞる
廻り廻るは唯の歳月(としつき) 明けぬ現(うつつ)と千の夜数え
けぶり翳(かげ)る不知火(しらぬい)は虚ろ 当て所もなく漂う

手にしたものは 酷な運命だけではない
深く優しく柔らかな 温もりがここにあるのだから

母なる浦浪(うらなみ) 八重の満ち引きに 祀(まつ)る日輪の如く
嘆きも憂いも力と定めて 浮世をいざ護らせたもう

藍色滲(にじ)む孤独の花は 誰(た)が為に咲き 朽ちゆくのだろう
その傍(かたわ)ら寄り添い合いながら 芽吹く新たな生命(いのち)

人の縁(えにし)は 泡沫(うたかた)なれども愛おしや
永久(とわ)にも勝る一瞬の 出逢いという眩(まばゆ)き光よ
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臆することなぞ何一つとない 絶望ごと薙ぎ払いて
大切な存在 笑みを絶やさぬよう 美しい海を拓(ひら)こうぞ

もし如何(いか)なるような 凄絶(せいぜつ)な戦としても
この身が在るがままに参ろう 龍宮の恵みを賜(たまわ)り

「火遠理には私のせいで苦労ばかりかけてしまっていますね…」
「儂はオトといる時が楽しい。それで良いではないか」
「…ええ、私もあなたといられることが幸せです」
「ならばゆこうぞ。二人ならば何者にも負けはせん!」
「はい!任せてください!」

母なる浦浪(うらなみ) 八重の満ち引きに 祀(まつ)る日輪の如く
嘆きも憂いも力と定めて 浮世をいざ護らせたもう
臆することなぞ何一つとない 幾度悪が蘇るとも
大切な存在 笑みを絶やさぬよう 美しい海を拓(ひら)こうぞ
穢(けが)れなき尊(とうと)き碧(あお)さよ