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笹峰愛



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笹峰愛

最初のツバメを見た午后

Lyricist:売野雅勇
Composer:平尾昌晃

雨の気配に鎮(しず)む街並み
今年最初のツバメを見た…
それはまぶしい夏の前兆(まえぶ)れ
衣替えする制服(ふく)に似て

少年の頃の事も聞きたかったな
もっともっと 隣で
離れるって知ってたら

あなたの声を想い出したら
急に泣きたくなった
夏が来ても もうあの夏じゃない

旧(ふる)い市電の濡れた線路を
同じ傘からあの日見てた
夏の兆(きざ)しに胸が震えた
それは最初の午下(ひるさが)り
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雨雲が切れる空に どんな未来が
待っていると二人は
思ってたの肩並べ

どうしているの…?誰の隣で
雨を縫って飛ぶ影
祈るような気持で見てるの?

遠い都会(まち)で暮らし始め
スライドのように
季節はただ乾いた
音をたてて過ぎるけど

あなたの声が不意に聞こえて
切なくて立ち止まる
あのいちばん優しい真夏で