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kainatsu



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kainatsu

風待ちの日々

Lyricist:甲斐名都
Composer:甲斐名都

つけっぱなしのテレビは
さっきから誰かを責めたてて悦にひたる
蔑んだ目で眺めてた 「私みたいだ」とイラつきながら

やりたい事とか夢とかは 描くとこから始まるはずなのに
いつからキャンパスを眺めるだけで
自分を満足させられるようになった?

膝を抱えて 蒼を見上げて
誰かが迎えに来てくれるのを 待っていた
今日も明日も 何も起こるはずがなくて
停滞した未来を想い 途方に暮れた
風待ちの日々

ブラインド越しに見下ろす街は 縞模様で味気ないねずみ色
誰かが書き殴った壁の落書きだけが 静かに叫んでる

いつだって「ことば」の後ろ側 知りたい
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必死で目を凝らしてた
築いた小さな城から出て行けない理由は
いつだって世界のほうにあるんだと

膝を抱えて 蒼を見上げて
サビついてゆく身休 持て余してる
今日も明日も 何も起こるはずがないと
描いた地図さえ破り 途方に暮れた
風待ちの日々

目の前を吹き抜けて行く風を いつも呪っていたけど
耳を澄ましたら 彼らの歌が聞こえてきたんだ
“ほら 歩けるよ こっちへおいでよ”

来る日も来る日も 待ち焦がれてた風は
歩いた後から そう 付いてきた
遠いソラ宇宙まで 届くような声で今 戸を枯らして歌おう
振り返らないでいいよ
風待ちの日々