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月詠み



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月詠み

夢と知りせば

作詞:ユリイ・カノン
作曲:ユリイ・カノン

褪せた世界が色づく瞬間を
雨降りの後の明媚を
どんな詩なら伝えられるの

しがない人生の行く宛てない情を並べた
慣れない景色を踏鞴を踏み歩く
死ねない理由もどこかで失くしてきた
それでも今も息をする 明日を望んでいる

思えば僕だってこんな滅入る季節に
胸を躍らす子供だった

変わらない
この心を色取る何かを探した
夢と知りせば
目覚めたくなんてなかったのに

叶わないものなんかないと願う
いつかの僕らは
夢と知りせど
その脚を止めなかったんだ

生き急ぐ道すがら 届かぬそれは
ラムネの中のガラス玉のように
透き通る程に綺麗に見えた

空を断つ高架橋
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
建設中のクレーン 都市ビル
夢見た後じゃすべて味気ない世界に思えるんだ

過去の僕を大人ぶって嗤う
そんな自分が一番子供だった

揺蕩う陽炎 伸びた影法師
佇む残照に月が咲く

わからない
人生の価値も明日も

だから生きてきた

すべて知りたい
世界の秘密も愛も死も

変われない
懲りもせず徒を拾う 転べど悔いても

夢と知りせば
とか憾んでも無駄なんだから

君と同じ世界を見つけた時から
胸の中で鳴り止まない音

言葉の上に君を見ていた