Mojim 歌詞
Mojim 歌詞 > 欧州米国の歌手 > カーク・ウェイラム( Kirk Whalum ) > 歌手の紹介

カーク・ウェイラム( Kirk Whalum )



アルバムリスト
歌手の紹介


カーク・ウェイラム(Kirk Whalum, 1958年7月11日 -)はテネシー州メンフィス生まれのジャズ・フュージョン・サックス奏者。セッション・ミュージシャンとしても活躍している。

バイオグラフィ

父親が牧師の家庭で、幼い頃からゴスペルやR&Bに親しみ、ロックやポップスにも興味を持つ。9歳にドラムを演奏し始めるが、高校に入るとサックスを持つようになり、ジャズを演奏し始める。ヒューストンの南テキサス大学に入学、在学中テキサス・テナーのアーネット・コブに魅了される。1980年にはR&B系のバンドを学内で組み演奏するようになる。卒業するとヒューストンで演奏活動を始め、1983年にジャズ・ピアニストボブ・ジェームスの耳に入り、彼のグループの前座を務めるようになった後、ジェームスのグループに入り、1985年にジェームスのアルバム12に参加。

1985年にジェームスのサポートによりタッパン・ジー・レコーズからFloppy Diskでソロ・デビューを果たす。この中の収録曲'Kyle's Smile'は彼の息子に捧げたものだ。ソロ活動をしながら、1987年からはラリー・カールトンとも活動するようになり、1980年代後半から1990年代前半にはクインシー・ジョーンズ、ルーサー・ヴァンドロス、アル・ジャロウ等と共演、またホイットニー・ヒューストンのツアーにも参加し、知名度とキャリアを重ねる。'I Will Always Love You'のバックでサックスを取っているのも彼である。フュージョンの人気グループザ・リッピントンズにも度々ゲスト参加している。

1996年にボブ・ジェームスとの共作Joined At The Hipを発表、グラミー賞にノミネートされた。これを機にワーナー・ブラザース・レコードに移り、翌年にColersを発表。1998年には自身の基点にあたるゴスペルに焦点を当てたGospel According To Jazz Chapter 1を発表。2002年にはこの第2弾Gospel According to Jazz Chapter 2を発表、DVD盤も発売している。

スムーズ・ジャズのブームが到来してくるといよいよ人気は上昇、2000年発表のUnconditionalがヒットし、グラミー賞に2部門ノミネートした。2001年にはクリスマスの企画アルバム、The Christmas Messageを発表。2002年にはギタリストのノーマン・ブラウン、トランペッターのリック・ブラウンとグループを組み、3人の頭文字を取った名前のBWBのグループ名でGroovin' をリリース、瞬く間にジャズチャートのトップに昇り、7ヶ月ラジオステーションの首位を執る。BWBはこれ以外のアルバムは発表されていないが、メンバーのアルバムの中ではBWBとしてフィーチュアされていることがある。

ワーナー・ブラザースのジャズ部門閉鎖に伴い、サックス奏者のデイヴ・コーズが主宰する新興レーベル、ランデブー・エンタテインメントに移籍、2005年に名プロデューサーで、また歌手でもあるベビーフェイスのカヴァー集Kirk Whalum Performs the Babyface Songbookをリリースする。尚、このアルバムの国内盤はビデオアーツ・ミュージックから。2006年3月から4月にかけてコーズらとともに「ランデヴー・オール・スターズ」として来日公演した。2007年にはRoundtripを発表、過去の自身の曲を数曲カバーしている。この年からは相棒のジョン・ストッダードとともに来日公演をしている。2010年にはダニー・ハサウェイに捧げたカバー・アルバムEverything Is Everythingを、2012年にはジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマンに捧げたカバー・アルバムRomance Languageを発表した。