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タンカード( Tankard )



アルバムリスト
歌手の紹介


タンカード(TANKARD)は、ドイツ出身のスラッシュメタル・バンド。

同国の「クリーター」「デストラクション」「ソドム」と同じく、ジャーマン・スラッシュの初期から活動するベテランのグループ。バンド名から「酔いどれスラッシャー」などの異名を持つ。


概要

クリーター、デストラクション、ソドムにタンカードを足して“ザ・テュートニックBIG 4”と呼ばれることもある。

ビールやウイスキーといったアルコールの類をテーマにした歌詞が特徴で、一時期「ドイツの酔っ払い集団」との異名を取っていた。バンド名の意味はビールジョッキ。あるインタビューではビールについて歌うことに関して、「ビールについて歌わないなんて、俺たちじゃないだろ?ビール・ソングのネタが尽きるなんて考えられないし、次のアルバムにも、その次のアルバムにも、ビールの歌が入っているだろう。」と宣言している。



1982年、西ドイツ(当時)のフランクフルトにて、同じ学校の同級生だったアンドレアス・ゲレミア(Vo)、アクセル・カッツマン(G)、ベルンハルト・ラプリッチ(G)、フランク・トールワース(B)、オリヴァー・ワーナー(Ds)の5人で結成。
1984年、初のデモテープ「HEAVY METAL VANGUARD」を作成。
1985年、2本目のデモテープ「ALCOHOLIC METAL」を作成。タイトルどおり、後に彼等のトレードマークともいえる、アルコールの類をテーマにした歌詞はこの頃から健在であった。
1986年、ドイツのインディーズ・レーベル、ノイズ・レコードと契約し、同年1st『ZOMBIE ATTACK』をリリース。
1987年、2nd『CHEMICAL INVASION』をリリース。
1988年、3rd『THE MORNING AFTER』をリリース。
1989年、EP「ALIEN」とベストアルバム「HAIR OF THE DOG」をリリース。同年、オリヴァーが脱退し、後任として後にアクセルと共にネメシスで活動するアーヌルフ・タンが加入。
1990年、当時の東ベルリンで行われたライブ・フェスティバルに、クリーター、サバト、コロナーと共に参加。この時のライブの模様は、「Doomsday News Ⅲ-Thrashing East Live-」としてCD&VHS化される。

同年、4th『THE MEANING OF LIFE』と、前述のライブ音源を単独化したVHS『OPEN ALL NIGHT』をリリース。

1991年、初のライブアルバム『FAT,UGLY & LIVE』をリリース。
1992年、5th『STONE COLD SOBER』をリリース。
1994年、6th『TWO-FACED』とTANKWART名義で『AUFGETANKT』をリリース。
1995年、7th『The Tankard』をリリース。アクセルとアーヌルフが脱退。アーヌルフの後任に、オラフ・ジゼルが加入。その後は、シングルギター編成で活動していくことに。
1996年、TANKWARTとしての2枚目のアルバムとなる『HIMBEERGEIST ZUM FRUHSTUCK』をリリース。
1998年、8th『DISCO DESTROYER』をリリース。同年、アンディが脱退し、後任に元セヴンス・アヴェニューのアンディ・グッチャーが加入。
1999年、初の来日公演を行う。
2000年、現在のラインナップでの初のアルバムとなる9th『KINGS OF BEER』をリリース。
2002年、結成20周年を記念したアルバムでもある、10th『B-DAY』をリリース。
2004年、11th『BEAST OF BOURBON」をリリース。
2005年、初のライブDVDとなる「FAT,UGLY AND STILL (A)LIVE」をリリース。
2006年、12th『THE BEAUTY AND THE BEER』をリリース。
2007年、結成25周年を記念した再録ベスト「BEST CASE SCENARIO:25 YEARS IN BEER」をリリース。
2008年、13th『Thirst』をリリース。
2010年、14th『Vol(l)ume 14』をリリース。
2012年、15th『A Girl Called Cerveza』をリリース。
2014年、16th『R.I.B.』をリリース。15年ぶりの来日公演。
2017年、17th『One Foot in the Grave』をリリース。

メンバー

アンドレアス 'ゲッレ' ゲレミア Andreas 'Gerre' Geremia - ボーカル (1982- )
アンディ・グッチャー Andy Gutjahr - ギター (1999- )
フランク・トールワース Frank Thorwarth - ベース (1982- )
オラフ・ジゼル Olaf Zissel - ドラムス (1994- )

旧メンバー

ベルンハルト・ラプリッチ Bernhard Rapprich ギター (1982-1983)
アクセル・カッツマン Axel Katzmann ギター (1982-1993)
オリヴァー・ワーナー Oliver Werner ドラムス (1982-1989)
アンディ・バルガルプロス Andy Bulgaropulos ギター (1983-1999)
アーヌルフ・タン Arnulf Tunn ドラムス (1989-1994)

ディスコグラフィー

1986 Zombie Attack
1987 Chemical Invasion
1988 The Morning After
1990 The Meaning of Life
1992 Stone Cold Sober
1994 Two-Faced
1995 The Tankard
1998 Disco Destroyer
2000 Kings of Beer
2002 B-Day
2004 Beast of Bourbon
2006 The Beauty and the Beer
2008 Thirst
2010 Vol(l)ume 14
2012 A Girl Called Cerveza
2014 R.I.B.
2017 One Foot in the Grave