ジェイムズ・ダレン(James Darren, 1936年6月8日 - )は、アメリカの俳優である。テレビや映画への出演のほか、テレビディレクターや歌手としても活動している。本名はJames William Ercolani。
経歴
1936年6月8日、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。タレント・エージェントや配役の仕事をしていたジョイス・セルズニックに見出され、当初はアイドル活動をしていた。映画では1959年に『Gidget』にムーンドギー役で出演、テレビでもABCの人気番組『うちのママは世界一』にゲスト出演した。歌手としてもコルピックス・レコードから次々と作品を発表した。最大のヒットとなった『Goodbye Cruel World』(1961年)は100万枚以上を売り上げ、Billboard Hot 100では最高位3位を記録したほか、ゴールドディスクにもなった。1962年の『Her Royal Majesty』もBillboard Hot 100で6位を記録している。当時の映像つきジュークボックス「スコピトーン」でもダレンが歌う「Because You're Mine」が取り上げられた。
1998年、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』ではホログラムの歌手、ヴィック・フォンテーンを演じ、歌手としての人気を新たにした。劇中で使われた歌のほとんどはアルバム『This One's From the Heart』(1999)に再録された。このアルバムでは、フランク・シナトラとも親しいダレンがシナトラ風の歌唱を披露している。次作の『Because of You』では、トニー・ベネットについて同様の試みを行っている。 主な作品 音楽
シングル
1959 'Gidget' (US #41) 1959 'Angel Face' (US #47) 1960 'Because They're Young' (UK #29) 1961 'Goodbye Cruel World' (US #3, UK #28) 1962 'Her Royal Majesty' (US #6, UK #36) 1962 'Conscience' (US #11, UK #30) 1962 'Mary's Little Lamb' (US #39) 1962 'Hail to the Conquering Hero' (US #97) 1963 'Pin a Medal on Joey' (US #54) 1965 'Because You're Mine' (US AC #30) 1967 'All' (US #35/US AC #5) 1967 'Didn't We' (US AC #36) 1977 'You Take My Heart Away' (US #52)
アルバム
1960 James Darren No. 1 (2004年再発売) 1961 Sings the Movies(『ヤング・ハワイ』関連商品) 1962 Love Among the Young(2004年再発売) 1962 Sings for All Sizes 1963 Bye Bye Birdie(マーセルズ、ポール・ピーターセン、シェリー・フェブレーと) 1963 Teenage Triangle(シェリー・フェブレー、ポール・ピーターセンと) 1964 More Teenage Triangle(ポール・ピーターセン、シェリー・フェブレーと) 1967 All(2005年再発売) 1971 Mammy Blue 1972 Love Songs from the Movies 1994 The Best of James Darren 1999 This One's from the Heart 2001 Because of You