ブラック・フランシス(Black Francis、出生名:チャールズ・マイケル・キットリッジ・トンプソン4世 Charles Michael Kittridge Thompson IV 1965年4月6日 - )は、アメリカ合衆国のミュージシャン、シンガーソングライター。ロックバンド、ピクシーズのフロントマンとして最もよく知られる。1993年のバンド解散以降はフランク・ブラック(Frank Black)名義でソロ活動を開始した。
フランシスはピクシーズが解散した1992年の終わり頃からソロアルバムの制作を開始した。1993年3月にフランク・ブラック名義でアルバム『Frank Black』をリリースしソロデビューを果たし、翌1994年3月にも2ndアルバム『Teenager of the Year』をリリースし、プレスからの厚い支持を集めた。1995年にそれまで所属していた4ADとエレクトラ・レコードを離れ、1996年にアメリカン・レコーディングスより3rdアルバム『The Cult of Ray』をリリースした。1997年には新バンド、フランク・ブラック&ザ・カソリックスを結成。アルバムのレコーディングは2日間で終わったものの、所属レーベルとの紛糾により発売延期を余儀なくされる。翌1998年にセルフタイトルのデビューアルバム『Frank Black and the Catholics』をスピンアート・レコードよりリリース。バンドは6枚のアルバムを発表した。 ピクシーズ再結成、ソロ活動再開
かねてからピクシーズ再結成の噂が流れていたが、2003年の暮れに再結成ツアーのためにリハーサルを行っていると非公式に発表された。ピクシーズは2004年4月からツアーを開始し、北米とヨーロッパで演奏を行った。2005年にスティーヴ・クロッパーを初めとしたセッションミュージシャンらと共に制作したソロアルバム『Honeycomb』をリリース、翌2006年には同じセッションメンバーと制作した2枚組アルバム『Fast Man Raider Man』をリリースした。2007年に自身の10年のソロキャリアを総括するコンピレーション・アルバム『Frank Black 93–03』を発表。同年にブラック・フランシス名義でソロ活動を始め、9月にアルバム『Bluefinger』をリリースした。2008年には新バンド、グランド・ダッチーを結成し、2009年2月にアルバム『Petit Fours』でデビューした。2010年にフランシスはシンガーソングライターのリード・ペイリーとペイリー&フランシスを結成し、2011年10月にセルフタイトルアルバム『Paley & Francis』でデビュー。ツアーで全米を回った。