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太田裕美



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太田裕美

冬の蜂

作词:松本隆
作曲:筒美京平

あれは中禅寺の山影の
赤や黄色も褪せる顷
水藻络むオールふと止めて
ボート岸に寄せたあなた

细い糸を张ったまなざしを
たてに切るような叶の雨
こんな小さな叶も死ぬ前は
炎えて美しくなるのね
指先にとまる冬の蜂
弱弱しく薄い羽が小刻みに震えた
翡翠の色した雨云背に置いて
くちびる翳らせ あなたはポツリ言う
飞び交う蜂すら刺せなくなるのなら
心が刺せない爱も仕方ないよね
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宿の湖畔沿いの部屋の椅子
そっと急须倾けた
頬に硝子窓の雨の色
滑る影が泣き真似した

烟草五本分の时が过ぎ
急に私の髪抚でて
君にふれることが出来るのも
今日が最后だねと言った
指先を飞んだ冬の蜂
残る力振り绞って雨空にかすれた
湖畔に降りつむ雾さえ消えうすれ
云间に射す阳の眩しさ见上げてた
刺せない蜂さえ あんなに飞べるなら
私も独りできっと生きてゆけるわ