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幸せのハナシ
Lyricist:桑田祐宜 Composer:桑田祐宜
とても美しい羽根で空を舞う蝶がいた 虹のような輝き 誰もが彼女を愛してた
決して驕らない気高い心で 幸せを振りまいた
茜色 穏やかな夕方に悲劇は訪れ カマキリの刃(やいば)が羽根を引き裂き 彼女は真っ逆さま
命からがら逃れた彼女を待っていた 皆の視線は気を遣うようでいて逸(そ)らされた
二度と飛べない運命(さだめ)を抱えて やがて孤独の道へ Find more lyrics at ※ Mojim.com
憐れにも 皆が愛していたのは美しい虹の羽根 蚊のような細い身体ひとつ 常闇(とこやみ)の森で
そしてフラリと現れた別の蝶が何も言わずに 自分の羽根を片方ちぎって差し出す
それからはお互いの肩を組んで空を舞うつがいの 蝶の姿 見た者は心が洗われたという そしてまた風に流れるのは幸せの粉粒(こなつぶ)
もし僕ならば彼女に何を贈れた? 片方の腕か これ見よがしの哀れみか
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