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水城一狼



歌詞
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水城一狼

大利根月夜

作詞:水城一狼
作曲:長津義司

あれをごらんと 指差す方に
利根の流れを 流れ月
昔笑うて ながめた月も
今日は 今日は涙の 顔で見る

「………何たる哀れよ。二十三夜の月は今も昔も変わらぬに、
変り果てる我が姿。よしや病床に伏すとはいえ、平手造酒ともあろう身が、
やくざ渡世の用心棒とは」

愚痴じゃなけれど 世が世であれば
殿のまねきの 月見酒
男平手と もてはやされて
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今じゃ 今じゃ浮世を三度笠

「その浮世の義理故に、三十年の生涯の、幕を引く時が来た。
合図の鐘が鳴ったなら、長曽根虎徹よ、お前も一緒に喧嘩場の、
利根の河原へ行ってくれ」

もとを正せば 侍そだち
腕は自慢の 千葉じこみ
何が不足で 大利根ぐらし
故郷(くに)じゃ 故郷じゃ妹が 待つものを

「妹よッ。倖せに暮してくれえッ」