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ブリーフ&トランクス



歌詞
專輯列表

ブリーフ&トランクス

タンポポ

作詞:伊藤多賀之
作曲:伊藤多賀之

虫かご片手に少年がひとり
山道の途中で おにぎり食べた夏の日
おしりの隣にたんぽぽ見つけて 白い種やさしく抱き上げた。
そよ風吹いても崩れゆく か弱いたんぽぽを運んで
山の頂上に着き 口に近づけ息をそっと吹きかけたよ
風に運ばれて飛んでく たんぽぽの種よ さようなら
何処かで花咲かせよ
都会のアスファルトが待ってることを
知らない子供たちは気持ちよさげに旅立って
ちょうちょと語り合った日々を思い出に
青空見上げながら飛んでゆくよ

すずめが並んで飛ぶこともあるし
くちばしでカラスにいじめられたりするけど
太陽の光浴びながら種は 何処までもあきらめることはない
仲間の一人が蜘蛛の巣にやられて命を失った
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そんなことも知らずに冷たい風をうけて震える雨の日
どしゃぶりにうたれ落ちてく 他の仲間たちよ さよなら
兄弟離ればなれ
都会のアスファルトが待ってることを
知らない生き残りは涙こらえて風にのる
遥か遠くに見える高層ビルだけが
笑って種をずっと見つめてるよ

都会のアスファルトが近づいたとき
緑が何処にも無く たんぽぽはもがき嫌がって
それでも風はおさまらずに種たちを
無理矢理 排気ガスに押し込んでいく
都会のアスファルトに舞降りた時
車に踏みつぶされ 人に踏まれて雨にぬれ
少年に抱かれたあの時の思い出が
心の奥でそっと消えていった