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影鬼

作詞:智
作曲:Tohya

至らない唄謡いは「この指止まれ」と
永遠の無い
限り在る時空に消えてしまう前に

静寂の音
つらつらとノート
疲れたちょっとうつらうつら朦朧
今までの事これからの事込めるのは相当勇気が必要
貴方が宿る傘に為りたい
貴方が帰る場所で在りたい

視力の退化した蝙蝠はこう問い掛けました
「あの空は何色?」
夢を見せてやりたかった
俺の一語一区よ
光となれ

天使の羽を剥ぎ取って
オーケストラ引き連れて
「傍に居るよ」と唄えど所詮抱き締められない…
また季節は終わりを告げて
貴方は俺を笑うだろう
泣き喚いた奈落の底

静寂の音
つらつらとノート
疲れたちょっとうつらうつら朦朧
今までの事これからの事込めるのは相当勇気が必要
孔雀の様に綺麗でいたい
揚羽の様に綺麗でいたい
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悍ましい形相の鬼よ
俺が俺で在るために
我が影を踏み潰せ
排気ガス塗れの朝に
霞んで仕舞わぬ様
汚れる事なかれ

“至らない唄謡い”
俺はそれでいい
些細な日常で涙していたいから

-「見つけてくれてありがとう」
ガラガラ声で呟いた
茜色の雨上がり
サイレンが鳴いた
バラけた身体を集めて
陽が暮れる前に帰ろう
闇はもう十分だろう?-

影が在るなら光が在る
方程式の伝染病
それが俺の役割で生きている意味
「何も出来ない“神”よりも何か出来る“鬼”でいよう」
そう誓った奈落の底

鬼さんこちら手の鳴る方へ
逃げもしなけりゃ隠れもしない
鬼さんこちら手の鳴る方へ
此処に居るよ
此処に居るよ…