專輯歌曲：
專輯介紹：
人の心に残る作品を生み出すことはとても難しい。それは誰もが分かっていること。それでも、僕らエンターテイメントに携わる人間はその「心に残る作品」がいつか生まれることを信じて、作り続けています。一言、「いい歌だね」と言ってもらえることを目指している、と言っても過言ではありません。
「いい歌だね」と言ってもらえることを目指した作品。それをプロデュースするにあたり、もっとも大切なことは、才能溢れるクリエイターとの出会い、そして、それがチームとして機能すること。その面で、僕はとても幸運だと思っています。
まずは作詞家の川村サイコ。あれだけ幅広く、また内容の濃い作品を生み出せる作詞家も稀有だと思います。Do As Infinityの活動の中で知り合ったのですが、常にいつか共に作品を作りたいと思っていました。正に念願叶ったり、の心境です。作品については、どれも素晴らしい詞ではあるのですが、個人的には「斑鳩」が大変、気に入っています。「東京だより」もとてもさわやかであり、映像が見えるようです。これからも、川村氏と共に作品を生み出し続けていければと思っています。
また、アレンジャーの菊池圭介についても、ずいぶん長い間「一緒に何かやろうよ」と言い続けて、ようやく叶ったという感じです。素直に嬉しいですね。また、他の有能なアレンジャーと共に作品を生み出せたことはプロデューサー冥利に尽きるという感じです。
そして、何より山本サヤカです。
あれだけ多岐に及んだ作品を歌いこなせる技量は一流だと思います。出会った頃よりその才能は知識として知っていましたが、今回、このソロプロジェクトを通じて、肌で実感しました。「東京だより」のように、彼女の年代を映した曲を歌う時の顔、「惜春」のように思いテーマの曲を歌う時の顔、「地区予選」のような切ない曲を歌う時の顔など、これほど多くの引き出しを持っているとは、想像以上でした。年齢を考えても、これからの活躍を期待せずにはいられません。
LIVEなどでよくグルーヴが生まれる瞬間がありますが、それは作品を生み出す上でも起こり得ます。今回の山本サヤカソロプロジェクトに集まったクリエイターはデザイナー、フォトグラファーなど、今、僕がもう一つプロデュースしているチームAmasia LandscapeのCrewです。
そして、川村サイコ、菊池圭介、エンジニアの寺田氏、ボーカルディレクションの徳田氏などを加え、山本サヤカがフロントに立ち、かつてない個性が自然発生し、制作に於けるグルーヴが生まれました。本当に、大勢の人に聴いてもらいたい、そう思える曲ができたと思います。そして、この作品を第一歩に、これからも心に残る作品づくりを目指していきたいと思います。
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