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ゆいにしお



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ゆいにしお

帰路

Lyricist:ゆいにしお
Composer:ゆいにしお

あんなに好きだった人
忘れるってことは
ないんじゃないのって
言いたげなガラスの顔 終電の一本前
そんなに好きだった人
掠れるってことは
いないんじゃないのって
意味ありげに話すのさ
もう日付の一歩前

あなたの家に近い駅が遠ざかって
思い出は長い帰路になる
私の家に近い駅は近づいて
巡る辿る君について
忘れられずまた戻ってきた

家に帰って レコードをかけて
やかんに火をかけて
コーヒー淹れよう
あなたに向き合って 歌を歌った
私のためにちょっと泣いた
帰路に白い息を吐く

隣人がよかったから
あえてチャイムを押さずに
薄い隔たりだけ感じていた
君が良かったから
契約を更新しなきゃ
そうだねもうさよならの季節だね
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終に好きになったら同じ部屋に
居たいって思い、でも互いに違い
ふたり無駄に暗い場所にいたり
対になれなくて泣いてたり
なのに忘れてしまったから

家に帰って 靴を脱いで
ベットに身を投げて
眠りに落ちたら
あなたに向き合ったことを忘れて
私はまた泣くんだ
帰路は長く続いている

足音が私のメッセージ
アンダンテに呼吸も整えて

家に帰って 君のこと
泡みたいに思えた
バスタブに手をかけて
あなたがひどいことしたけど
いけないのは私
帰路は 並んで歩いた帰路は

家に帰って レコードかけて
やかんに火をかけて
コーヒー淹れよう
あなたに向き合った 歌を歌った
私のためにちょっと泣いた
帰路は細く続いている