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栗田けんじ



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栗田けんじ

最期の別れ

Lyricist:鮫島琉星
Composer:矢野たかし

見知らぬ人たちが たくさんやって来て
大好きなお母さん 連れて行った
僕を抱きしめて ふるえて泣いてた
なぜか分からない 最期の別れ

首輪をはずされて「さぁお行き!」と言われても…
この街に生まれて 行くあてもないんだ
毎日 玄関で帰りを待っているよ
もう一度「おすわり」ほめてほしいな

消えたままの信号 車も通らない
ここはどこだろうか 人はみんな消えた
思い出は楽しい ボール遊びばかり
靴を隠したこと 許してほしい

見知らぬ人たちが たくさんやって来て
大好きなお母さん 連れて行った
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僕を抱きしめて ふるえて泣いてた
なぜか分からない 最期の別れ

生まれてはじめてさ 一人ぼっちの散歩
色も臭いもない 故郷(ふるさと)は死んだの
日が暮れてきたのに お腹もすいたのに
誰ひとりとして 帰ってこない

月明かりたよりに うつろにさまよって
泥水をすすって 草をかんで生きた
寂しくて夜通し 吠え続けていたら
力尽き果てて 眠くなったよ

見知らぬ人たちが たくさんやって来て
大好きなお母さん 連れて行った
僕を抱きしめて ふるえて泣いてた
なぜか分からない 最期の別れ