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こおり健太



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こおり健太

どこから見てもへの字山

Lyricist:樋口了一
Composer:樋口了一

どこから見てもへの字山 春の陽気に誘われて
放課後ひとりで登ったら 生まれて育った町が見えた
ここでそのまま年老いて 昔の夢を悔しがる
そんな人生ごめんだと ああ~そう思ったよ

どこから見てもへの字山 夏は早よからじいちゃんと
栗やクヌギを揺すっては クワガタ虫にカブト虫
人の喜ぶ人になれ いつもおんなじ口癖は
今も変わらず空の上 ばあちゃんと笑っているよ

どこから見てもへの字山 秋の落ち葉を踏みしめて
誰にも言わずに温めた 夢と駆け落ち決め込んだ
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家を出てゆく朝靄(あさもや)に 煙るへの字のしかめ面
いつでも帰っておいでよと 呼ぶ声も聞えぬままに

どこから見てもへの字山 おまえはえらいねホントえらい
どんなにバカにされたって 低い背丈(せたけ)のままでいる
夢のつらさに独りきり 声を殺して泣いている
都会の空に浮かんでた 懐かしいへの字のままで

どこから見てもへの字山 時は流れて春が来て
あの日と同(おんな)じ場所に立ち 育ててくれた町を見る
おまえのへの字に見守られ 俺はここまで来たんだよ
人の喜ぶ人になり ここに自分の骨埋める
そんな人生決めたのさ 何故だろう涙が出たよ