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nano.RIPE



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nano.RIPE

月兎時

Lyricist:きみコ
Composer:佐々木淳

空を見てごらん 今宵月は満ちた
てっぺんに届いたらさあ始まりの合図だ
上を見上げりゃキリがないことばかり
下を見て安堵すんのも違うよな

描いてた未来も変わるだろう 少しずつ確かに
ぼくらはずっと歩いてきたんだよ 追い風も時には敵になるその中

決して満たされないから終われない 触れた刹那すべてが滲むように
あの日ぼくが夢見た場所ならもう 遥か後ろへ流れたんだ

エゴの後ろに何を隠していても
欠点を除いたら誰も惹かれはしないだろう
贄を捧げりゃ救われるものがたり
それを見て懺悔すんのも違うよな
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いつの日かあの子も笑うだろう 正しくはなくても
それだけずっと唱えてきたんだよ 味方も時には敵になるそれでも

誰のせいにもしたくない 越えた先が影でも光でも
憐れみも情けももう欲しくはない
報われるなら次の世界 おなじ姿に生まれたいな

まだ歩いてゆくんだよ
追い風を追い越して風になるそれでも

空に浮かべた月には届かない 触れるものに限りがあると知って
それがぼくを宥める理由になるくらいならいっそ奪ってよ
満たされるまでは終われない 擦れるたびまた傷を増やしても
見上げるぼく 見下ろす月に潜むその姿に何を思う 何を歌えばきみに届く