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Kalafina



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Singer Intro

Kalafina

むすんでひらく

Lyricist:梶浦由記
Composer:梶浦由記

手のひらのくぼみに
君がくれたものを
まだぜんぶ乗せたままで
最後の駅をもう過ぎた筈の
錆びたレールを辿って

君と僕が出会うことが
夢見ていた未来の全てと思っていた

重ねた指と指が透き通るから
僕らはこころを結んだ
君が泣いていたのはやわらかい過去
消えない繋がりの音楽
一人じゃないと初めて知った
瞳を開いた

大事な音がある
胸の中の細い糸に触らないように
選ばれた記憶の
色の無い絵の具で君の絵を描いた
あの夏の日
光の入り江で

二度と行けない場所で待ち受けている
約束はまだずっと守られたまま
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風に揺れる梢を
ただやさしく
支えている

未来は続く
雨を待つ灰色の丘で
君は誰と出会い
僕は誰を想う
暖かい風を呼びながら

プラネタリウムの空
暗闇を待つ
ツギハギの壁を晒して
閉じ込められた場所で初めて光る
ぼくたちを動かすダイナモ
息をひそめた夢のかたまり
むすんでひらくよ

みずうみの底には
夏の蒼い雨の雫が
今も沈む
つめたいものだけを食べて育つ
ぼくのやわらかいこころ
また花咲く
時が来るよ