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果歩



歌詞
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果歩

彼女たちの備忘録

作詞:果歩
作曲:果歩

忘れたふりをして息をしていた
ただ何でもない顔をして吹かしていた
知らなければ悲しくないと潰した
灰皿にはひとつ、白い煙が泣いていた

色に例えるなら
あれは淡い淡い水彩画のような青だろう
水を足せば、すぐに透明に戻ってしまうくらいの
彼女たちは臆病だった
写真なら幼い頃のもの 記憶ならちゃんと大人になりきれていないしさ
前に進まなきゃ と当たり前のことを言い聞かせて
彼女たちは上を向くのさ
愛のことなど知る由もなくて
この感情を知る術もない
ただ最近のこと、思い出してる暇もない

普通と言われて生きるのは
もううんざりだよな
そんなの捨ててしまえよ
平凡に生きるのは
意外と難しいよな
そんなのどうだっていいよ
下らない愚痴ばっか言ってる奴には
何も伝わらないままでいいから
あたしたち2人の世界で

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色に例えるなら
あれは赤く黒いあの作品宛らの空色だろう
ぐるぐる回る 目まぐるしさと感情はいつかの叫びと一緒だった
彼女たちは寂しかったのよ
愛されたいことと薬は一緒だった
苦しい時に吐き出すことは違うと
馬鹿な強さをもつ女達だった

普通と言われて生きるのは
もううんざりだよな
そんなの捨ててしまえよ
平凡に生きるのは
意外と難しいよな
そんなのどうだっていいよ
下らない愚痴ばっか言ってる奴には
何も伝わらないままでいいから
あたしたち2人の世界で

泣いていたのさ あの夜は
声を殺して夢を見たのさ あの夜は
取り戻すように歌をうたうのさ
大丈夫、まだ間に合うよ って

忘れたふりをして息をしていた
ただ何でもない顔をして吹かしていた
知らなければ悲しくないと潰した
ただいま、と書き起こす備忘録