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三門忠司



歌詞
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三門忠司

〜浪花侠客伝〜木津の勘助

作詞:もず唱平
作曲:三山敏

晦日(みそか)に茶ガユの ひと掬い
せめて年寄り 子供にすゝらせて
迎えさせたい 来る年を
こんな願いが きけぬとあらば
馬鹿を承知の ひと暴れ
命捨てなきゃ 納まらぬ
勘助 出番の 蔵破り

この飢饉に公儀(おかみ)のお救米(たすけまい)、
どれほど当てにしたことか。何日待ったことか。
お蔵破りは磔、獄門に決まってる。
けど黙って見過(みすご)すわけには行かんがな。
なァお里。行かしてんか…。

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生まれは相模の 在ながら
水が合(お)うたか 馴染んだ木津の浜
この地浪花に 借りがある
女房お里よ 水盃を
首を振らずに 受けとくれ
二世もお前と 暮らすから
勘助 急げと 風が立つ

法被(はっぴ)に重ねた 浴衣には
肩に梅鉢 裾には金太郎
これがお供だ うれしいね
心知ってか 見上げる空に
曇り翳(かげ)りの ない月が
名残惜しやと 顔を出す
勘助 誉(ほま)れだ 鑑(かがみ)だよ