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堂島孝平



歌詞
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堂島孝平

25才

作詞:堂島孝平
作曲:堂島孝平

AH 昨日昔の仲間が急に 結婚するって電話くれたぜ
彼女がいるなんて聞いてなくて 少しだけ時間(とき)と距離を感じた

東京に出て暮らしつづけて もうずいぶんと経ってるのさ
気がつけばとっくにオトナだけど カッコイイオトナかは分からない

カッコ悪いコトならば蟻のように 群がってくるのはなぜだ
こないだもチャリンコ盗まれて まったく俺はツイてないぜ

夜中に探しに行ったけど シアワセと同じように出てきやしない
仕事があるから式に出れない 祝ってやれなくてゴメン

何もできない 今より少し 今よりも少し マシになりたい
その術さえ 分からないまま 気づけぬまま 明日をたぐり寄せて
オレたちはまだ若い

はっきりいって25才にもなると なんかしくじっちゃった時には
とりかえしのつかないような そんな気になってしょうがないんだ

時々鏡の前に立つと「このままで平気か?」ってよく思う
不安はまるでスナイパーのように どこからか狙ってくるのさ

週末に映画館へ「ショコラ」というのを観に行ったら
48の座席しかない 96の瞳の数

そのうちのひとりになれなかった そのうちのひとりになれなかった
そのうちのひとりになれなかった 不安が胸をよぎった

何もできない 今より少し 今よりも少し マシになりたい
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その術さえ 分からないまま 気づけぬまま 明日をたぐり寄せて
オレたちはまだ若い

コンビニに行く途中ですれ違った
少年が吹くリコーダーの高らかな音色
コンビニに行く途中で思い出した
あの頃の秘密基地のありか

クイーンズに住んでる兄貴は 新しいバイトをはじめて
新しい景色を見ている 新しい目で見ている 新しい自分になってく

あの少年のように まだ夕陽が味方だった頃のように
夢中になれることがあることが とてもスバラシク思えるのさ

真夜中にひとり 部屋で誰のためかも分からずに
誰が聴くかも分からないのに 歌を作ってる俺はいったい?

今までこの体から飛び出していった いくつものコトバ
今までこの体から飛び出していった いくつものメロディー

ひとりの友達は音楽をやめて 故郷へ帰った
ひとりの友達は仕事をやめたいとばかりばかり願って

かつての友達にこの歌が響いてくれますように
オレたちはまだ若い オレたちにできることはなんだ?

今よりも少し 今よりも少し マシになりたい
その術さえ 分からないまま 気づけぬまま 明日をたぐり寄せて

25 blues!