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河口恭吾



歌詞
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河口恭吾

飾る錦もないままに

作詞:いしわたり淳治
作曲:河口恭吾

はぜ掛けの稲穂さざめく
畦道をたどる面影
ひとつ指 蜻蛉よとまれ
夕空に たなびく煙

時が止まった 故郷の景色も
思えばすこし 年老いたよな

飾る錦もないままに
ただただ会いたくて急ぎ足
姿かくして 遠吠えの
虫の音 肩で掻き分け

道の辺の 名もなき草を
ひとちぎり 草笛吹けば
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なつかしき 友があだ名を
胸のおく 呼んだ気がした

飛び出したきり 忘れてた景色は
思えば何も 忘られぬまま

飾る錦もないままに
ただただ会いたくて急ぎ足
月のかかりし 山の端を
くの字に雁が 旅ゆく

飾る錦もないままに
ただただ会いたくて急ぎ足
飾る錦もないままに
からだひとつを 土産に
変わらぬ夢を ぶらさげ