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入日茜



歌詞
アルバムリスト

入日茜

仮面男

作詞:入日茜
作曲:入日茜

動けなかった
明かりも点けず
後ろ手にドアの鍵をかけた
薄暗い部屋
脅えるように 顔に手をあてた

床に滑り落ちる仮面を見つめながら
僕はそれを踏み潰した

襲いかかる 見えない渦に
何もかもが呑み込まれてく
崩れそうな僕の心が
叫び続けて息もできない

いつからだろう
幼い僕は 服を着るように仮面を付けた
クラスの中で 家族の前で
素顔を隠した

疑うことを覚えて 大人になるたびに
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
僕の顔は 歪んでゆく

身体中に焼きついている
数え切れないほどの言い訳
強く強く擦ってみても
痣に変わって 消えてくれない

「どうせ夢なんてシャボン玉さ…」
僕の中の大切なものが
ひとつ、またひとつ こぼれ落ちてく

嘘も自由も手にした街で
生きるために手に入れたのに
僕は今日も仮面の下で
ひとり涙流すよ

襲いかかる見えない渦に
何もかもが呑み込まれてく
崩れそうな僕の心が
叫び続けて息もできない