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神はサイコロを振らない



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神はサイコロを振らない

揺らめいて候

作詞:柳田周作
作曲:柳田周作

終電は間近 浴びるほど酔いしれて 今だけは忘れて
愛のない身体の交わりじゃ 充たされぬと知りながら

恋い焦がれ 月明かり照らせれて 枝垂れ桜
声にならぬ声 喜がり踊るの

揺らめいて候 甘い舌を這わせ溶かしてよ
月が綺麗なんて 優しい嘘なら要らないの
貴方永遠なんて求めれば 去ってゆくのでしょう
せめて夜が更けるまで 凝視めて欲しいの

酩酊へ沈み ふしだらにかげろう 一輪の花が愛に飢え
まるで飼い主の帰りを待つ 捨て猫のよう

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宵の春 艶やかになびく髪 耳朶を食まれ
熱を帯びあてがった 乱れ桜

火照った朧月夜 貴女の奥果てたいよ
紛い物の愛演じて 身体が欲しいだけ
溺れ堕ちたいなんて 抱えきれないよ 冗談でしょう
汗ばんだ糸結び目に 交わした出鱈目

揺らめいて候 甘い舌を這わせ溶かしてよ
月が綺麗なんて 優しい嘘なら要らないわ
貴方永遠なんて求めれば 去ってゆくのでしょう
せめて夜が更けるまで 凝視めて欲しいの

ねえいつだって 性懲りなく 過ちを重ねて
寄り添った 淋しさだけの篝火