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佐々木李子



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佐々木李子

Empty Doll

作詞:佐々木李子・村田祐一
作曲:村田祐一

歌うために生み出されたドール
ヘタクソだと笑われてました
それでも人々に聴いて欲しくて
鏡の前で練習します

「カンペキな感情表現、神様みたいでしょ?」
聞こえてくるのはマボロシの拍手
観客の笑顔 ぎこちなくて
鏡に映った僕と 同じ顔だ

100万回歌ってみても
1ミリぽっち通じない
誰でも知ってるメロディーなのに
ひとりぼっち惨めに 叫んでるだけなの?
100万回なぞってみても
1ミリだって変わらない
それでも歌い続けてるワケは
いつのまにか忘れて 思い出せないな
心の景色は滲んだまま

それでもドールの不器用な声は
人の心 惹きつけました
後ろでそっと見守る視線に
けれど彼は 気づかないのです

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「真面目な奴に限って、けっきょく無個性で」
届いているのはネガティブな言葉
それでも歌い続ける訳は、
鏡に映ったキミの 視線があったからだ

ずっと見ないフリしてた溢れ出す感情
一つも消えずに繋がっていくんだ
ボクらが変わらずこの瞬間(とき)を好きでいる限り

1回目に歌ったことは
今じゃ覚えてないけれど
何でボクが生み出されたのかを
キミの瞳 見たら思い出したよ

100万回歌ってみても
1ミリだって分からない
それでも知ってるメロディーならば
新しい物語 カラフルに変わる
この先きっと無限大に、ボクの代わりも出てくるだろう
それでもたった 一人のボクだよ
キミがいつも隣で見守ってくれる
心に響いたリアルな拍手

歌うために生き続けるドール
鏡の前で、練習します。