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ザ・キャブ (The Cab) とは、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身のロックバンドである。R&B等のブラックミュージックとポップ・パンクとを絶妙なバランスで融合した次世代バンドとして、若い世代を中心に高い人気を獲得している。
略歴
2005年、当時高校生だったアレックス・デロン、キャッシュ・コリガンの2人が中心となり、'The Cab'が結成された。それから2年後の2007年、地道にライブ活動を行っていた彼らにチャンスが訪れる。人気バンド、ボーイズ・ライク・ガールズのライブを見に行った際、たまたま同じ会場に来ていたパニック・アット・ザ・ディスコのスペンサー・スミスに出会い、自分達のデモ音源を渡すことに成功したのである。その後スペンサーを通じ、音源がフォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツの手に渡ると、見事彼らを気に入ってくれ、ピートの主催する'Decaydance/Fueled by Ramen'と契約を結ぶことになった。
2008年4月29日、1stアルバム『Whisper War』をリリースし、ビルボードアルバムチャート最高108位を記録。それから5ヶ月後の9月に、'Decaydance Festival'にて初来日公演を行っている。
2009年に入ると、ニューアルバムの作成をアレックス・デロンのパソコン上で行っていた彼らだが、その後パソコンが突然故障し、それまでに作成していた新曲や歌詞のデータを全て失うというアクシンデントが発生した。また同年6月には、ギタリストのイアン・クロフォードが音楽性の違いから脱退してしまう。この直後にツアーが控えていた彼らだが、急きょ友人だったブライアン・ドーソンをギタリストに起用し、ツアーを行う事となった。しかし、2ヶ月後の8月にベーシストのキャッシュ・コリガンも脱退を発表した。キャッシュの脱退により、バンドはアレックス・デロン、アレックス・マーシャル、アレックス・ジョンソンの3人になってしまう。
それでも彼らは止まらず、ニューアルバム作成の傍ら、2010年にはワープド・ツアーに初参戦するなど年を越すごとに成長していった。
2011年6月22日、Decaydance/Fueled by Ramenから離れることになり、ドラマーのアレックス・ジョンソンも1ヶ月後の7月に脱退。それまでサポートメンバーだった、ベーシストのジョーイ・サンダーが正式にメンバーとなった。
紆余曲折を経て同年8月23日、2ndアルバム『Symphony Soldier』をリリース。自主制作でのリリースとなった為、彼らのオフィシャルページ、iTunes、もしくはライブ会場での購入しか入手方法は無かったが、前作を上回るビルボードアルバムチャート最高62位を記録した。(日本盤は2012年7月11日リリース。)今作では、プロデューサーにジョン・フェルドマンを起用し、作詞、楽曲制作にはブルーノ・マーズやピート・ウェンツ、マルーン5のアダム・レヴィーン、ジェシー・カーマイケル、ボーイズ・ライク・ガールズのマーティン・ジョンソンなど豪華メンバーが参加している。2009年に脱退したギタリストのイアン・クロフォードもレコーディングに参加しており、現在でも交流はあるとの事。
Decaydance/Fueled by Ramenを離れてから1年ほどレーベルとの契約は無かったが、2012年8月31日にユニバーサル・リパブリック・レコードとの契約を発表した。
2012年9月から行われたマルーン5による'オーヴァーエクスポーズド・アジアツアー'でオープニングアクトを務めた。10月の日本公演にはThe Cabではなく、ESPがオープニングアクトを務めたが、後に'TWILIGHT RECORDS TOUR 2012'にて3度目の来日を果たした。
2014年に3rdアルバムリリース予定。
メンバー 現メンバー
アレックス・デロン / Alex DeLeon - ヴォーカル (2004年-現在) アレックス・マーシャル / Alex Marshall - ピアノ/ギター/バッキング・ボーカル(2005年-現在) ジョーイ・サンダー / Joey Thunder - ベース (2009年-現在)
結成当初からのオリジナルメンバーはアレックス・デロンとアレックス・マーシャルのみ。
ツアーメンバー
デイヴ・ブリッグス / Dave Briggs - ドラム (2011年-現在) Chantry 'Chance' Johnson - ギター/ バッキング・ボーカル (2012年-現在)
旧メンバー
アレックス・ジョンソン/ Alex Johnson - ドラムス (2005年-2011年) イアン・クロフォード/ Ian Crawford - ギター/バッキング・ボーカル (2005年-2009年) ブライアン・ドーソン/ Bryan Dawson - ギター (2009年) キャッシュ・コリガン/ Cash Colligan - ベース/バッキング・ボーカル (2004年-2009年) ポール・ガルシア/ Paul Garcia アンディ・ピュー/ Andy Pugh フランク・シドリズ / Frank Sidoris - ギター (2011年-2012年)
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