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中村中



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中村中

戦争を知らない僕らの戦争

作詞:中村中
作曲:中村中

悪いな、俺は足をやられてる そうかい、おいらは両目をやられた
先に行くんだ、遠くに逃げろと 諦める奴はいなかったけれど
ごめん、私は喉をやられてる このまま死のうと言えなかっただけ

歴史の教科書の半分が叫び声をあげてる
もう半分は落書きされて僕を嘲笑ってる
先生、ミサイルの話なら僕に降り続けてる
消しゴムや紙くずをとめてよ また見て見ぬふりだね
振り向いた時 目につく奴に そら、チョークが飛んでくる

生き延びる術なら惜しまないケモノに比べたらば
傷付ける事すらおそれない僕たちはネズミだね
携帯電話にかじり付いて 互いを監視してる
よそ見するとかみ殺されるぞ だから目を逸らせない
また次の策、また次の策。あぁ、前歯がかゆくなる

もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
ある朝、柏木の机から給食費 盗まれた
結婚したての女教師 ヒステリックな声で
のろまな僕には席がなくて 恰好の餌食だね
僕の席は教室の外で 足がひん曲がってる
犯人探し終えた放課後 次のゲームが始まる

悪いな、俺は足をやられてる そうかい、おいらは両目をやられた
先に行くんだ、遠くに逃げろと 諦める奴はいなかったけれど
ごめん、私は喉をやられてる このまま死のうと言えなかっただけ

散り始めた桜を横目に 解放の時がきた
卒業の歌を歌いながら 柄にもなく泣いた
母なる大地よ 全てが忘られてゆくならば
母なる大地よ 傷跡はなぜそこに在りますか
学び舎の校門くぐればそこは おかまいなしの春です
ため息つけば歴史の教科書は 最後の頁をめくる