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スガシカオ( 菅止戈男 )



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スガシカオ( 菅止戈男 )

オバケエントツ

作詞:スガシカオ
作曲:スガシカオ

街の子供の影を食べるという オバケエントツの黒いケムリ
胸に染み込んだ卑屈と無気力は ぼくらそのケムリを吸いすぎたせいさ

君は ぼくの街 こんな街 好きになってくれるかな…

ただ 暗闇に沈む ぼくの情熱と未来を
君が照らしてくれた 小さな恋という光
君が好きですと 消えそうな声で言った
遠く貨物船の汽笛 河原の夏の草の匂い

君と駅まで 河に沿って歩いた 地下鉄の階段 染める夕陽
改札のむこう 君が手を振ってる 白いノースリーブといつもの笑顔

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やっぱり君のこと どうしようもないくらいに好きだよ

ただ とてつもなく広い 未来へのスタート地点で
ぼくは何も見つけられず 日々苛立ってばかり
暗闇を照らす 恋とか夢や希望を
君だけが受けとめてくれた

どこへも行けず 誰にもなれずに
この街でケムリになんかなりたくない

立ち向かうすべもない 未来という怪物
ひとつだけ確かなコト 君を思う気持ち
暗闇に伸びる 地下鉄の線路みたいに
ほんの少し先の闇へ 君と歩いていきたい