Mojim 歌詞
Mojim 歌詞 > 日本の歌手 > 森山直太朗 > 素敵なサムシング > 名もなき花の向こうに(仮)

森山直太朗



アルバムの紹介
歌詞
アルバムリスト
歌手の紹介

森山直太朗

名もなき花の向こうに(仮)

作詞:森山直太朗・御徒町凧
作曲:森山直太朗・御徒町凧

逆にこんなこと言っても信じないかもしれないけれど
例えば世界はもう終わっているんだよ
それどころかまだ始まっていないのかもしれない
全てはもう言葉の問題でしかないんだよ

十二月の冷たい雨に降られて悴んだ両手を口元に翳し
「今年ももう終わっていくのですね」なんて空々しく君が呟く

疲れきった体を壁に擡げて一つずつ一つずつカーテンの柄を数えてる
目を閉じると雨に濡れたアスファルトの道を走るSUZUKIの音が聞こえてくる

いつだって僕は壊れそうなものばかり集めて
本当の気持ち消し去っていった
今日だってそうさ 何も知らないようなフリして
宿り木にぶらりぶら下がってる

もうラブソングは二度と書かないって決めたから
しばらく君とも連絡を取っていないよ
愛した人とさえも幸せを掴めない僕に
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
明日を夢む元気などないんだよ

こうやって僕は傷ついたことにかまけて
遠くにいる誰かを見下ろしているんだ
今だってほら夜と朝がすれ違う時間に
できもしないことばかり考えている

今君は僕の知らない世界で
僕の知らない気持ちと向き合っているんだろう
君の幸せが風の便りによって届いたら
小説にでもしようかなと窺っている

時が過ぎてみんな老いさらばえてしまったら
この町の景色はどうなっているんだろう
風に揺れる名もなき花の向こうに
あんなにも凡庸な空が広がっている

風に揺れる名もなき花の向こうに
あんなにも凡庸な空が広がっている