トラックス：
アルバムの紹介：
もし貴方が大黒摩季というミュージシャンにどんなイメージを持っていても、このアルバムには溜飲（りゅういん）を下げるハズだ。圧倒的な歌唱力？ 勝気な女性ロッカー？ そんなステレオタイプを一蹴する腹をくくった33歳の女性の姿は、何より音楽が好きだということを除けば、イメージなんて簡単に超越してしまう。冒頭は、90年代に20代の女性に凄まじい共感を得た「夏が来る」の2003年版の趣き。行き止まりの現実の中で今、30代の仕事にも恋愛にも真剣な女性が何を思い、生きているか。他の楽曲ももちろん、そう。及び腰の男性へげきを飛ばし、ネット恋愛のもろさをクールにつづり、熾烈（しれつ）なわりに冴えないOL生活を描き、でもリアルな夢を見続ける、そんな14曲。
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