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VALSHE



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VALSHE

浪漫主義

Lyricist:VALSHE
Composer:VALSHE

誰が言った 聞いた 彼奴にまつわるこぼれた話よ
カラリ風来めかし着こんだ赤 焼べただけ燃えたんだって
徒拾った不夜城 えり袖摘みたい提灯行列と
依りに依って振りまく相貌これも あゝいやいや…

「ちょっと常識疑うわ」
もう一声一声一世に
あーてふぁくとの白線を行ったり来たりとしておくれ
文明開花の一足を上に上に飛び越えていけ

幾年跨って散々持て囃して
足つき乗ればそこが往来 起死も回生も華やかに
縁が美なものでこその人生(けっさく)
苦闘のあとは与太話もひとつ
おあとがよろしいようです

猫も杓子もそのうち一本調子にデタラメ嘘ばっか
フラリ風来かぜ染み込んだ朝 来れば去るのが粋だって
そりゃあ信じたいものだけを信じるような腐れた習性も
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目を瞑って見れば可愛いもんでしょう あっ…

いついつの時代もお客様は神様
益々の貴方のご愛顧に感謝しています
身振り手振り カンカン 試行錯誤そのうち
時が流れ人が流れ流行り廃りいたします
皮肉にもその上に芽吹く花がございます
それをひとえ一世一世繋いだものが「時代」です
つきましてはわたくし身支度は卒もなく
壁に描いたカリカチュアを眺めてほどなくお終い

過ぎ去っていくものがどうだったとして
今いるこの場所こそ最前 良いものは良い それでいい
針の穴に糸を垂らすように繋いできた誰かの夢を死に損ないと呼べるのか

宴路跨って散々持て囃して
足つき乗ればそこが往来 起死も回生も華やかに
縁が美なものでこその人生(けっさく)
苦闘のあとは与太話もひとつ
おあとがよろしいようです