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suzumoku



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suzumoku

適当に透明な世界

Lyricist:suzumoku
Composer:suzumoku

昨日コンビ二で買った透明な傘と 残りわずかな小銭と君を連れて
ゆううつに包まれた普通列車に揺られ 二人とも知らない駅で降りてみたのさ

不意に流れた君の透明な涙 それを見つめていた僕はとても冷静で
君は小さなハンカチでそれをぬぐうと 屈託のない笑顔を見せようとしたのさ

「海が近い」とはしゃいで適当に歩く ほどなくして聞こえた心地よい音
フラフラ過ぎる時間がひたすら愛おしくて 僕らはただ、、、

消波ブロックの前で透明な二人 冷たくなった風に吹かれながら
くだらない話ばかりを交わしたけれど 君の不意打ちな涙は相変わらずで

日が落ちた広い海が透明でキレイ 遠くに揺れる夜景もとてもキレイ
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猫背のままの二人は今にも消えそうで 頬をさする潮騒を確かめたのさ

影をなくしたままで適当に歌う 帰り道に響いた心地良い音
リズムを刻む時間がひたすら愛おしくて 僕らはただ、、、

つまづきながらそれでも適当に笑う 帰り道なんかなくなりゃいいのに
確かにある存在がひたすら愛おしくて 僕らはただ ただ ただ幸せで
あまりにも美しくて適当な夜が いつまでも続けと願いながらも
やがて訪れる明日を心のどこかで 僕はただ、、、 君もただ、、、

昨日コンビ二で買った透明な傘で 君を見送った僕も不意に泣いたのさ
この日の事をとにかく忘れたくなくて 泣きながらこの歌を作ってみたのさ
適当に透明な世界の中で、、、