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次松大助



歌詞
專輯列表

次松大助

これくらいの

作詞:次松大助
作曲:次松大助

「またしても春の手口、朝を拐(かどわ)かすわ」
そう言って君が起きた 午後の光

あー幸せのかたちをそっと、これくらいの箱に詰めてゆきます

「世は春の日とかはりけり」菜の花茹でて
長い髪で手を拭いた 春のしずく

あー幸せのかたちをそっと、これくらいの箱に詰めて行きましょう
二輪にまたがって

丘の上のほう ボロい四阿(あずまや)にね、
腰を掛けて取り出します
これくらいの幸せをパンにはさんで、
えぇ二人でそっといただきましょう

用水路には雪解け、透明の速度で

「あぁハモろうとしてみても つられてしまう」
歩道橋のサビと青空、君が見上げて言う
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変わっていくものと、そうじゃないもの
手に負えないほど、ときに儚げなもののために

丘の上のほう ボロい四阿にね、
腰を掛けてお話します
力に任せても 守りたいものを
ぼくと君のこれくらいを

春も夏も秋も冬もあとどれくらい、
そんな約束なんて出来はしないのだから
もしも終わりまで綺麗なだけじゃなくても
それでもこれくらい、たったこれくらいの

二日酔いで見つめ合ったり
うたた寝に毛布をかけたり

同じ跡形を心に残すのでしょう
同じ涙もたくさん流すでしょう
触れるだけで優しくなれるような
そんな跡形(もの)と二人で暮らしましょう