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大木彩乃



歌詞
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大木彩乃

眠る魚

作詞:大木彩乃
作曲:大木彩乃

滲む指先を裂きながら
流れる空を見た
雨を呼んで
埃残る街を沈めて

漏れる蛇口の水の匂い
なぜか懐かしくて
色の薄い唇から
唄がこぼれる

忘れる瞬間が増えることで
深い自由に気付き始めたの

もしもあなたが目の前から
消えても構わない
温もりまで奪う川で
私は眠る

冷えた流しに飾りましょう
鉢植えクローバー
幸せなど見えなかった
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風に揺れても

あふれる毎日も
草の露も
胸に映るままに振舞えたらいい

暗い真昼の針の調べ
近づく雨足に
涙流すことはないと
風が呟く

薄れる憧れを振り返って
今を嘆くような日々はもう来ない

低いトタンを軋ませては
消えてく水玉が心地よくて
瞬きさえままならないわ

もしもあなたが目の前から
消えても構わない
温もりまで奪う川で
私は眠る