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真山一郎



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真山一郎

船場の男

作詞:藤間哲郎
作曲:桜田誠一

七つ転んで 八つで起きる
それが浪花の 土性ッ骨
暖簾ひとつに 命をかけた
親の血潮が
わいのからだに 脈を打つ

「みんな老舗が恐いのやろ、せやから、どさ
くさにまぎれ込んで、寄ってたかって、わいの
息の根を止めたいのやろが、そうはいかへん
で。わいも死んだ親爺の子や。お前らとは根
性が違うわい。」

誰が言うたか 商いの道
あかず苦労を しょって行く
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船場そだちは 男の男
泣くな騒ぐな
時の流れの 浮き沈み

「金儲けだけにあくせくするような奴は何百年
もつづいたこの船場には、一人もおりまへん。
商売は人間がするもんや。今にわかる、暖簾
の力がなあ。」

やると決めたら 後には引かぬ
意地は老舗の 名にかけた
捨身一番 太閤はんの
城に顔向け
出来る明日を 見ておくれ