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米倉ますみ



歌詞
專輯列表

米倉ますみ

女城主・笹百合の花

作詞:伊吹秀吾
作曲:望月吾郎

女だてらに 城主(あるじ)を名乗り
国を背負って 行くその身には
つらい涙が 流れて止まぬ
男勝りと 誹(そし)られながら
忍んで咲く花 笹百合の花

御殿亡き後、御坊丸君(ごぼうまるぎみ)は未(いま)だご幼少。
主(あるじ)なくして国は守れぬ…。
これよりは御坊丸君ご成人のその日まで、
皆々心ひとつに、わらわに命を預けて下され!

女盛りを 戦に暮れて
なぜに侘しい 心が揺れる
たとえこの身は 朽ち果てようと
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守り抜きたい 愛する領民(たみ)を
鎧に包んだ 柔肌悲し

…殿…吾(あ)が君、景任(かげとう)殿…
今も霧の中に、お姿がはっきりと見えまする…
なぜおひとりでそちらにおられるのじゃ…
お恨み申しまする。
我が岩村城を救うため、女を捨て、
秋山殿を夫として迎えまする…。

今日は織田方 明日(あした)は武田
宿命(さだめ)せつない 乱世(らんせ)の掟(おきて)
恋も情も 命も捨てて
生きる姿の 哀れさ滲(にじ)む
朝霧抱(いだ)いて 笹百合の花