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桑島法子



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桑島法子

馬酔木の花幻想

梶原朔(桑島法子)

作詞:氷室明子
作曲:高井ウララ

どうして突然 消えてしまったの
髪をなでる手の ぬくもりも薄れ

闇だけしか 作り出せない
朔(ついたち)の月と
今の私は 同じなの

馬酔木の花の 一房 手折(たお)り
ゆらゆら揺らし 見つめてる
甘い香りの 眩暈が誘う
幻想(まぼろし)でいい 逢いたいの

自分を抱きしめ 夜にふるえてる
涙の雫と 淋しさを胸に

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また満ちると 信じられない
朔(ついたち)の月と
恋の行方が 重なるの

馬酔木の花の 一房 手折(たお)り
さやさや揺らし 目を閉じる
どこにいるのと 呼びかけるけど
静寂だけが 聞こえてる

…あなたがいない私の胸を 哀しみだけが通っていく
あなたの他(ほか)は はいれないよう
心をそっと 凍らせて…

馬酔木の花は 風もないのに
ゆらゆら揺れて 泣いている
あなたにもしも 逢えるのならば
幻想(まぼろし)でいい 帰ってきて