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石原詢子



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石原詢子

ほたるのふる里 (詩吟「何事も」入り)

挿入詩吟:良寛
作詞:里村龍一
作曲:叶弦大

白い花びら 木曽揖斐(いび)川に
咲けばふる里 池田は春よ
淋しいねえって 思う夜は
むかし恋しい なつかしい
花のかんざし 頭に飾り
家族総出の ああ村まつり

何ごとも 移りのみゆく世の中に
花は昔の 春にかわらず

ほたる祭りの 季節が来ても
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何かたりない 父母(ちちはは)の顔
帰ろかなあって 思っても
生まれ育った 家もない
今日も列車の 灯りの帯が
なみだ残して ああ遠去かる

濃尾平野の 木枯しよりも
夢がつめたい 都会の暮らし
逢いたいなあって 思う夜は
母の面影 胸に抱き
父の真似して ひと節唄う
秋葉祭りの ああ故郷(くに)の歌