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パスピエ



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パスピエ

永すぎた春

作詞:大胡田なつき
作曲:成田ハネダ

儚いものこそが、美しいものであった。

風が吹いた 猫が鳴いた 大事件だそうで
全部拾って 拡散して お祭り騒ぎ

世界中が浮き足立って 大義名分掲げて
それでもやっぱどこか不安で 出直したり悩んだり

行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった

「意味のない事は無いよ。」そんなこともなくて
気休めの嘘に寄ってたかって大騒ぎ

世界中が色めき立って にわか雨も運命で
移り変わる季節の中で ふらついたりのぼせたり

行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった
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いつしか
永すぎた春が終わりを告げたの
なんて気づけば独り言 でも聞いて欲しかった

現実逃避 先回りして
ああではないとか こうじゃないとか
論理を振りかざして
ピンキリどっちもキリがないのよ
運だの命だのどうしたいのよ
愛だの恋だの意味じゃないのよ
切っても切っても切れぬ縁なのよ

行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった

いつしか
永すぎた春が終わりを告げたの
人も世も移り変わり 空だけ青いまま

美しいものこそが、儚いものであった。