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乃木坂46



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乃木坂46

その女

作詞:秋元康
作曲:HRK

「その女(ひと)は、まるで夏の夕立のように、突然、喋り始めました」

久しぶりに会ったのにしばらく黙っていたから
何かあったのかななんて 僕は心配していたんだ

「飼ってるネコが二、三日 家からいなくなったとか
嫌いだったカリフラワーが 食べられるようになったとか
檸檬って漢字書ける人と 絶対仲良くなれないし…
そんなどうでもいい話を 僕は頷くだけでした」

私は水でいいわと コップの水お代わりしながら
なぜそんな面白そうに近況語れるのだろう?

ガラスの(ガラスの)向こうに(向こうに)
白い雪が降り始めた

僕の前のその女(ひと)は 何かつぶやき涙ぐんで
ぼんやりと窓の外 なぜ 眺める?
こんな風にそう時々 呼び出される理由なんか
考えてみたとこでしょうがないか
またね
またね

用がありそうでもなく時間つぶしに見えるけど
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急に帰ろうとするから何か忙しいのだろうか?

「雨とか降りそうもないのに ビニール傘を持ってたから
「天気予報は雨だっけ?」と聞いたら「まさか」ってなぜ笑う?
帰り際、「また、電話してね」と少しは気を遣ったのに
「ごめん。あなたの相手とかしてられない」と言われました」

一度も(一度も)こっちを(こっちを)
振り向かずに去って行った

二時間半その女(ひと)は 僕の時間奪っただけで
一体何をしたかったのか わからないよ
それでもまた誘われれば 来ないわけにいかないだろう
この喫茶店で僕は何度も頷いてる

昔の(昔の)恋人(恋人)
話くらい聞いてあげなきゃ…

僕の前のその女(ひと)は 何かつぶやき涙ぐんで
ぼんやりと窓の外 なぜ 眺める?
こんな風にそう時々 呼び出される理由なんか
考えてみたとこでしょうがないか
またね
またね