魔鏡歌詞網
魔鏡歌詞網 > 日韓歌手 > Sound Horizon > Elysion ~楽園幻想物語組曲~ > エルの天秤

Sound Horizon



歌詞
專輯列表
歌手介紹

Sound Horizon

エルの天秤

作詞:Revo
作曲:Revo

―――悪魔に
魂を売り渡すかのように 金になる事なら何でもやった
問うべきは手段では無い その男にとって目的こそが全て
切実な現実 彼には金が必要だった...

傾き続けてゆく天秤 その左皿が沈み切る前に
力づくでも浮き上がらせるだけの金が 右皿には必要だった...
そして...その夜も天秤は仮面を躍らせる……

闇を纏うように 夜の静寂を探り 瞳と瞳を見つめ合って
夢想的な月灯りに そっと唇重ね 息を潜めた...

慌しく通り過ぎる 追っ手達を遣り過ごし 手と手を取り合って
戯曲的な逃避行に 酔った二つの人生 愛に捧げた...

身分違いの恋 許されないと知っても ♂と♀は惹かれ合った
嗜虐的な貴族主義を 蹴って檻を抜け出す 嗚呼それは悲劇...

運命の遊戯盤の上で 支配力を求めて 生と死は奪い合った
徹底的な追悼劇を 笑う事こそ人生 嗚呼むしろ喜劇...

楽園への旅路 自由への船出 逃走の果てに辿りついた岸辺
船頭に扮した男が指を鳴らすと 黒衣の影が舟を取り囲んだ……

「娘さえ無事に戻るならばそれで良い
更多更詳盡歌詞 在 ※ Mojim.com 魔鏡歌詞網
使用人の方など殺しても構わんわ」
一度も眼を合わせずに伯爵はそう言った...
金貨の詰まった袋が机叩いた...

いつも人間は何も知らない方が幸福だろうに
けれど他人を求める限り全てを知りたがる
―――何故破滅へと歩みだす?

華やかな婚礼 幸せな花嫁 運命の女神はどんな脚本を好むのか...
虚飾の婚礼 消えた花嫁 破滅の女神はどんな綻びも見逃さない...

嗚呼...燃えるように背中が熱い
その男が伸ばした手の先には何かが刺さっていた
嗚呼...緋く染まった手を見つめながら
仮面の男は緩やかに崩れ落ちてゆく...

嗚呼...その背後には娘が立っていた
凄まじい形相で地に臥せた男を凝視していた
嗚呼...一歩後ずさり何か叫びながら
深まりゆく闇の彼方へ走り去ってゆく...

―――徐々に薄れゆく意識の水底で
錆付いた鍵を掴もうと足掻き続ける
扉は目の前にある 急がなければ
もうすぐ もうすぐ約束した娘の―――