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ひいらぎ



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ひいらぎ

銀のバラード

作詞:恵梨香
作曲:恵梨香

雪が降り始める前の白い空 街も少しずつ色を失くす頃
眠たそうな顔していた君に 出逢ったこと今でも覚えてる

震える体を抱きしめて誓った これからは僕が大切にしていくと
寒い空の下で君は泣いてて そして僕らは一緒に暮らし始めた

仕事が終わり夜中に帰ると 寝癖のままの出迎えが愛おしくて
嫌がるほどに君の頭を くしゃくしゃになでた

小さな吐息を感じながら 君の呼吸に合わせ眠る
不安も迷いも悩みさえも 溶けてゆくような温もり
目が覚めても隣に君がいる それで十分だった

休みの日は早起きしてふたりで 少し遠くまで出かけたりして
振り返るたび楽しそうな君が 子どもみたいでこっそり笑っていた
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ささやかな幸せが重なって かけがえのないモノばかりになっていく
失う事の恐さに怯えながら 泣いた日もあるけど

小さな体を抱きしめながら 君の匂い忘れないように
目を瞑って深呼吸をして 心の中でそっと呟く
“目が覚めても隣に君がいる それで幸せだった”

大きな瞳も長いまつげも 八重歯も手も耳もぜんぶ
頑固なとこ甘える仕草も 全部が君だから愛おしい
こうやってこうやって また君を好きになる

小さな吐息を感じながら 君の呼吸に合わせ眠る
不安も迷いも悩みさえも 溶けてゆくような温もり
目が覚めても隣に君がいる それで十分だった