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石川智晶



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石川智晶

前夜

作詞:石川智晶
作曲:石川智晶

それは瑪瑙の瞳 重なる気配を消して
すべてが本物じゃないなら
体温がすぐに伝わってしまう

始まれば終わる
その熱のようなモノだけで繰り返し綴る本を
誰かの祈りの中で情熱と呼ぶのだろう
湿った空に

雪が降る 雪が降って
帰る場所などない蹄の音がする
ただ寄り添うだけの静かな雪が似合う
そんな朝が来るなら

月と夜の呼吸に今更恐れはしない
過ぎてみればみんな夢だと
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今はまだ瞼とじる気もなくて

白一色の彼方 雪鳥の足跡だけ言葉を残していくと
脇道を歩くものが一生触れないものに会える気がする

雪が降る 雪のように
尚もこの視界が研ぎ澄まされていく
繋がりを消したら
どれだけ強くあろうとそんなものは要らない

雪が降る 雪が泣けば
胸に奥深くしまわれてた鈴がわずかに震えだす
この手が示すものを許そう この前夜なら
雪がふる 雪がふって
帰る場所などない蹄の音がする
ただ寄り添うだけの静かな雪が似合う
そんな朝が来るなら