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谷山浩子



歌詞
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谷山浩子

電波塔の少年

作詞:谷山浩子
作曲:谷山浩子

淋しさのかたちをした月が傾いて
危うく夜空に貼りついている
眠らない街の景色 僕は見下ろしてる
誰も僕には届かない

見える限りの家やビルの窓にきみがいる
数えきれないきみを ずっとずっとみつめている

街は今 魔法のように
僕のひろげた手の中で 光る箱庭に変わる
この夜をきみにあげるよ 全部きみのものだよ
僕はこんなにきみのことだけを 好きなのに

悲しみの深さなんて 何の力にもならない
心は武器にならない
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ちっぽけなこの体を僕は変える
目に見えない不思議な力へと

自由に飛ぶよ 僕は電波 星も越えて行く
言葉と歌を抱いて 寒い夜の空を走る

きみへと飛ぶよ 僕は電波 星も越えて行く
言葉と歌を抱いて 寒い夜の空を走る

でもきみの受信装置 ひどく壊れている
部屋のすみにころがしたままで
もうきみはそこにいない 誰も聴いていない
ノイズだけが闇を汚してる

もう僕はどこにも
どこにもいなくなる