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V6



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V6

ハジマリ

朝もやにけむった 駅のホーム
行き交う人の群れ 騷がしくて
はずむ吐息はもう 白くなって
やがて来る季節の 色に染まる

ベンチに腰掛けて 始發を待つ
僕らは少しだけ 寢ぼけながら
やがて来るその時 忘れるよう
くだらない会話を 續けていた

いつだって僕らは あてのないユメばかり追いかけて
夢中で駆け抜けた 恐れるものなんてなかったんだ

ずっと先になって 遠い昔を思い出すように
「あの頃はよかった」そんなことを語り合うのかな
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電車がやってきた 5分遅れ
踏に出すその足は どこか重く
でも変わらず僕ら 笑顔のまま
「またね」とそう言って 別れ告げた

人生の門出を 祝うように
電車は走り出す 夢を乘せて
いつかまた会えると そう信じて
僕らはいつまでも 手を振ったよ
こぼれ落ちる淚 止められずに
僕らはいつまでも 手を振ったよ